尼来峠の周辺考 あやべ里山 散策 四つ尾山の四季へ
綾部JCの新年会で、里山ねっとの町井且昌さまと尼来峠(あまぎとうげ)[地図+印]について話しあう機会があり、色々な情報を教えていただきました。特に東大の筒井先生から得られた情報として、グンゼに就職した女工さんの通った道、尼のつく周辺の地名、分水嶺のことなどでした。
早速、Yahoo検索「尼来峠」を再確認しました。
若狭:名田庄納田終(なたしょうのたおい)からのHPは、数多くあります。
・名田庄納田終から尼来峠経由で頭巾山(△納田終村)登山・・コ−スはかなり難しそうです。
・納田終から尼来峠(女工の道)
・これも北陸の峠道
・名前の由縁か、小浜市の全国八百比丘尼サミット
・同じく小浜に住み、人魚の肉を食い800才の長寿だった八百比丘尼
・これも同じく納田終から尼来峠です・・・尼公坂(にこざか)は北向きの尾根坂とあります。
綾部からのHPは殆どありません。
・舞鶴から、菅坂峠で上林入りし、尼来峠への途中で中止、MTBドライブ記録。
私も右に折れる頭巾山登山口に入らず、真っ直ぐに行って見ましたが、釣り客やキャンパ−家族でかなり賑やかでした。
Yahoo検索「尼公坂」は上記の1件だけ、「尼公口」「奥尼公」は、皆無でした。
町井さんの話された分水嶺のこと、丹波の奥尼公(おくにこ)の水が、若狭の川上に流れている?の情報ですが、
市境(府県境)の稜線にある三角点△妻谷尾、川上(鳩ケ峰)、小脇谷、横谷は、いずれも大飯町の所在地です。
府道1号線:若狭綾部線(老富−川上)は、府県境の永谷坂[地図+印]から下り勾配になり、左に曲がり防岩構の中に入りますが、直ぐ右には妻谷尾林道の入り口(ゲ−ト)がついています。
この若狭綾部線の峠を下る途中[地図+印]の妻谷尾(さいたにお)林道は、稜線にある鳩ケ峰(△川上)、△小脇谷の近くを通り、川上の先の三森[地図+印]に下っています。点の記によると、この2点は妻谷尾林道から登られています。
一方川上から登る山道は、△小脇谷すぐそばのこの林道[地図+印]を横切り、稜線を越えて、尼公谷を遡る山道に通じているようです。
この尼公谷一帯が、奥尼公だと思いますが、その水が分水嶺を越えて若狭に流れるには、府道:若狭綾部線の前記市境峠永谷に至るまでに古和木(こわぎ)に張り出した尾根が2本もあり、地形上あり得ないと思われます。
推理として、奥尼公は尼来峠から北の尾根(尼公坂)に続く山々の名前でもあるのでは?
由良川水系の調査は、ゆらねっとさまの課題として、市土木や資料での調査をお願いしたいと思います。
肝心の綾部古和木からの尼来峠越えの道ですが、上記のHPには、綾部側は植林されてしまい山道もなく崖もありますと、峠頂上に書かれているとのことです。国土地理院の地図にも永谷の水脈などに沿って山道の記載がなく、進入路の下見調査の必要があるようです。
こんな事を想像、推理しながら冬場を過ごすのも楽しいものです。
町井さまの云われた、グンゼの女工さんの通った峠、水上勉の世界の雰囲気、大いに気になります。
私も一度は、行ってみたいと思っています。勿論、綾部古和木ル−トまたは頭巾山[地図+印]縦走コ−スです。